越水破堤とは?読み方と対処法を調査!

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kaya-kusa

鬼怒川の破堤は、越水破堤ではないかと言われています。

聴き慣れない言葉ですが、「越水破堤」の読み方は「えっすいはてい」です。

破堤とは、堤防が決壊することです。

破堤の内、8割以上が越水破堤であるといわれています。
堤防の整備が進んでいる現在においても、度々越水破堤が起こっているそうです。

堤防が整備された現在であっても、破堤が減らないのはなぜなのでしょうか?

越水破堤のメカニズム、対処法、堤防整備の問題点について調べました。



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越水破堤とは?

鬼怒川の破堤は越水破堤ではないかといわれています。

川の水位が想定以上となると、堤防の高さを超えてしまいます。
こうして堤防の高さを超えてしまった水が町側に流れ込むと、堤防の町側が水流によって削られていきます。

どんどん堤防が削られていった結果、最終的には堤防が水の力に耐えきれなくなり、堤防に流されて破堤に至ります。

これが越水破堤になります。

その他破堤のメカニズムについては、以下の記事を参照してください。
参考記事
堤防決壊のメカニズム。破堤との違いは?

越水破堤の対処方法とは?

では越水が起こりうる洪水があった時に、どうすれば越水破堤を防げるのでしょうか?

大きな河川付近の堤防がある地域には、水防団という組織があります。
水防団は水害を防ぐ地域住民の組織で、そのまま消防団を兼ねていることが多いです。

水防団の役割は、主に以下の6つがあるそうです。

河川巡視
水防活動の資機材調達
水防活動(準備を含む)
住民の避難誘導
他機間との調整
水防訓練

出典元:http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BF%E5%CB%C9%C3%C4

越水破堤が起こりうる場合には、この水防団が堤防の土手の部分に土嚢を積み上げ、堤防の高さを上げることで越水を防止します。

このようにして土嚢を積み上げることで越水を防ぐ水防工法を土嚢積みと言います。



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なぜ越水破堤は減らないのか?

堤防の整備が大分進んできてはいますが、依然堤防の整備には問題点が残っています。

・大昔からある堤防を改築・補修して再利用しているケースが多く、その場合に堤防全体の構造を十分に把握しきれていない

・さらに元々土で出来ていた堤防に関しては、土を使って補修を行っているので、現在でもその強度に問題が残ったままとなっている

こうしたことが原因で、約8割の堤防は想定水位に耐えきれないのではないかと言われています。



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以上、越水破堤の読み方、メカニズムと対処方法、問題点についてでした。
実際に越水破堤が起こってからの対処では遅いのですが、堤防の整備には時間もお金もかかるのが事実です。

そんな中で私たちにできるのは、
・警報等が出たら、行政の避難指示を守ること
・避難指示を受けたら、情報を正確に伝達して家族や知人を守ること
の二つだと思います。

ちょっとした油断が命運を分けるので、自然の脅威には真剣に向かい合っていきたいですね。

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