15 Dec 2015

料理に合わせてお酒を楽しむのは、贅沢な時間ですよね。
日本でもワインの輸入量が増えており、いろいろな料理にワインを合わせる人も増えてきました。
ワインに合う日本料理や食材も多数ありますが、実は決定的に合わない食材があるというのをご存知でしたか?
ワインと合わない食材の代表とも言われているのが数の子。
では、なぜ数の子はワインに合わないのでしょうか。
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なぜワインと数の子は合わない?
魚料理やカキなどには白ワインが合うと、よく言われていますよね。
では同じ魚介類である数の子も、ワインと相性がよさそうなものですが、実際は違います。
数の子を食べてワインを飲むと、口の中に生臭さが広がり、とても美味しいとは思えないというのが、試してみた人の多くの感想。
また、ワインの方も旨みなどが全く感じられず、渋みだけが残るなど、お互いを引き立てあうどころか、邪魔しあってしまうのです。
これには実は科学的な理由があります。
ワインが数の子に合わない原因は、多くのワインに使われている酸化防止剤。
酸化防止剤としては亜硫酸が使われることが多いのですが、この亜硫酸は魚介類との相性が良くありません。
亜硫酸が数の子の生臭さを増幅させてしまうことで、口の中で生臭さが広がってしまうのです。
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数の子以外でワインに合わない食べ物は?
一般的には白ワインは魚介類には合うと言われていますが、数の子以外にもワインに合わない食べ物があります。
それは、数の子と同じく魚卵であるいくらや明太子、キャビアなど。
また、ワインと合わせることの多いカキなどの貝類も、実はそれほどワインに合うとは言えません。
特に生カキなどは、そのままでは数の子と同じように生臭さを感じてしまいます。
生カキなどをワインと一緒に食する場合には、レモンなどでその生臭さを消すように調理していることがほとんど。
このレモンの効果でワインと合わせることを可能にしているのです。
数の子に合うお酒は?
では数の子に合うお酒は一体なんなのでしょうか。
実はワインの中にも数の子と合わせられるものがあります。
それは亜硫酸不使用のワイン。
一部ですが、亜硫酸不使用として販売されている無添加のワインもあり、健康志向の人などはそういった商品を選んでいることが多いようです。
合わない原因の主な理由が亜硫酸ですので、これを使っていなければ合わないということもなくなります。
しかし、数の子に合わせるのにおすすめなお酒といえば、やはり日本酒。
日本酒には、生臭さを消す効果があるため、生の魚介類と合わせても生臭さが増幅するようなことは全くありません。
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料理とお酒を両方楽しむには、その相性がとても重要。
この料理にはワイン、この食材には日本酒など、相性をみてお酒を選びたいですね。