ご苦労様ですは目上に失礼?代わりはお疲れ様ですで大丈夫?

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お疲れの様子の上司や目上の人についつい、ご苦労様ですと声をかけたくなってしまいます。
ところが、「ご苦労様です」は目上の人に失礼なようです。

代わりに「お疲れ様です」であれば、目上の人に使っても失礼ではないとされていますが、正直「ご苦労様です」も「お疲れ様です」も大差ないと感じます。

そこで、「ご苦労様です」が目上の人に失礼なのはなぜか、代わりに「お疲れ様です」を用いてもよいのかを調べてみました。



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ご苦労様ですが目上に失礼なのはなぜ?

「ご苦労様です」は、相手の苦労をねぎらう言葉として使われています。
相手の行動を尊重して思いやる言葉なので、一見問題ないようにみえますが、
「目上の者の苦労をねぎらうのは失礼」だという考え方が一般的です。

苦労をねぎらうということは、相手がしている苦労を理解しているということになります。

目下の人が目上の方の苦労をねぎらうということは、目上の方の苦労を目下の人が理解していることになってしまいます。

目上の方には目下の人には計り知れない苦労が沢山あるんです。

「ご苦労様です」と言われた相手からすると、
「分かった気になって一人前なことを言うな」
と思ってしまいます。

つまり目上の方の苦労は目下の人なんかには分からない。
だから目下の人が目上の方をねぎらってはいけないということです。

昔は、「ご苦労様です」は失礼じゃなかった!

ご苦労様ですが相手に失礼であることは分かりました。
ところが実は、昔は目下の人が目上の人に使っていたようです。

古くは江戸時代。

歌舞伎の世界では、目下の人が「ご苦労様」と目上の方の労をねぎらうのが一般的でした。

最近では1989年2月24日の「大喪の日」に、74歳の男性が昭和天皇を「ご苦労様」とねぎらっているのが記録に残っています。

ご苦労様には、公的な役割に対する感謝の気持ちも含まれていたようです。

ところが今では、「目上の方が目下の人をねぎらう」という意味でつかわれることが一般的となっています。

実際にいつから、ご苦労様ですが失礼な言葉であるとされたのかは定かではありませんが、社会的に画一的なビジネスマナー教育がされるようになってから、「ご苦労様ですは失礼」というのが普及したようです。



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「ご苦労様です」の代わりは「お疲れ様です」で大丈夫?

少なくとも現在では、ご苦労様ですと目上の方をねぎらうのは失礼であるとされています。

47.7%もの人が「お疲れ様です」ではなく「ご苦労様です」とあいさつされると失礼だと感じているようです。

(出典:http://r25.yahoo.co.jp/fushigi/wxr_detail/?id=20141205-00039450-r25)

ビジネスマナー上は
ご苦労様です:目上の方が目下の人に使う言葉
お疲れ様です:誰に対しても使ってよい
となっていますので、ご苦労様ですの代わりに「お疲れ様です」と言っておくのが無難です。

ところが中には、「お疲れ様です」も失礼であると感じる方もいます。

ビジネスマナーで機械的に「ご苦労様ですは失礼だから、お疲れ様ですを使いましょう」と言われていますが、そもそもご苦労様ですもお疲れ様ですも相手の労をねぎらう言葉に変わりありません。

機械的にマナーに従っていても、言葉の意味する心は変わりません。

「お疲れ様です」と言われて失礼に感じる方が居ても不思議ではありませんね。

そこで、「ご苦労様です」や「お疲れ様です」の代わりに使える言葉をいくつかご紹介します!

「ご苦労様です」「お疲れ様です」の代わりの言葉!

おはようございます

朝の挨拶であれば、無理に敬語を使わなくても問題ありません。
朝から仕事している上司に気を遣いたい場合には、笑顔であいさつしたり、上司の手を煩わせないようきちんと仕事をしたりして想いを伝えましょう。

お先に失礼致します

退勤時の挨拶は「お先に失礼します」で大丈夫です。
まだ残っている人がいるのに、先に帰ってしまうことの申し訳なさは十分表現できています。

ありがとうございます

上司や目上の方の行動に感謝したい時には、「ご苦労様です」や「お疲れ様です」ではなく「ありがとうございます」「感謝いたします」と言いましょう。

苦労をねぎらってもらったり、謝られたりするよりも、感謝される方が気分が良くなるものです。



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以上、「ご苦労様です」は目上に失礼な言葉なのか、代わりに「お疲れ様です」を使ってもよいのかでした。

敬語やビジネスマナーは複雑で分かりにくいですが、その根本にあるのは相手に対する思いやりです。

機械的にマナーを守るだけでなく、言葉の受け手の事を考えた表現を心がけたいですね。

少しでもお役に立てば幸いです。

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