26 Dec 2015

気に入って買ったセーターやカーディガン。
でも何度か着ているうちに、気づいたら毛玉ができてしまっていたというのは、誰もが経験していることでしょう。
毛玉を取る便利グッズなどもありますが、あまり使うと生地を傷めてしまいそうな気がして、頻繁に使うのは躊躇してしまいますよね。
では、毛玉ができやすい素材、毛玉ができにくい素材というのはあるのでしょうか。
毛玉ができるのはなぜ?
そもそも、洋服に毛玉ができてしまうのは、どういった理由なのでしょうか。
毛玉ができてしまう最も大きな要因は、服を着ている時の摩擦によるもの。
服を着て動くことで、表面を擦りあわせるようになり、その結果表面が毛羽立ちます。
それが続くと、その毛羽立ったものが絡まって毛玉になってしまうのです。
そのため、脇や袖など服を着ているときに擦れやすい部分には、毛玉ができやすくなります。
また、洗濯中の摩擦なども毛玉ができる原因の一つです。
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毛玉ができやすい素材は?毛玉ができにくい素材は?
セーターなどの素材はいろいろとありますが、その中にもやはり毛玉ができやすい素材とできにくい素材があります。
まず、毛玉ができやすいのは、アクリル100%のもの。
アクリルは非常に強い繊維のため絡まりやすく、更に毛玉が取れにくいというやっかいなものです。
また、ウールやアンゴラ、カシミアなどの天然素材と、アクリル、ポリエステルなどの化学繊維との混紡の場合には、毛玉ができやすくなります。
天然素材のみの場合、毛玉ができてしまっても取れやすいのですが、強い化学繊維を混ぜることによって、毛玉も定着しやすくなってしまうのです。
逆に毛玉ができにくい素材としては、綿100%やシルクなどが挙げられます。
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毛玉をできにくくする工夫は?
毛玉ができやすい素材、できにくい素材がわかったところで、毛玉をできにくくする工夫を覚えておくと便利です。
基本的には、毛玉は摩擦によってできてしまうので、なるべく摩擦を起こさせないということが大切。
と言っても、服を着ている時の摩擦はある程度は仕方がないので、注意するのはバッグやベルトなどで擦れないよう注意することくらいでしょう。
洗濯をする際は、なるべく表面の摩擦を減らすように、洋服は裏返しにして手洗いしたり、たたんだ状態で小さ目の洗濯ネットに入れると、余分な摩擦を減らすことができます。
それ以外のお手入れとしては、服を脱いだらすぐに表面の毛の流れを洋服用のブラシなどで整えてあげること。
毛羽立った状態が進んで絡まってしまうことで毛玉になってしまうので、毛の流れを整えてあげれば、絡まりを予防することができます。
洋服の素材にも毛玉ができやすい素材、できにくい素材があるということをわかっていただけたと思います。
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毛玉ができやすい素材の場合には、日頃のお手入れが重要。
着用後や洗濯の時には注意して、長く洋服を楽しめるようにしたいですね。